こんなところにれんが Vol.3

2013年10月に、タイのバンコクに視察に行ったときに見つけたレンガです。アユタヤ県のレンガ造りの遺跡。ワット・プララームです。ワット・プララームは、アユタヤ王朝の初代王ウ-トン王の菩提寺として14世紀にたてられました。有名なのは、トウモロコシに似た形のような巨大な塔です。(クメール様式)塔の周りには仏像が並んでおりますが、戦争で首のない仏像を数多く見かけられました。(後で気が付きましたが、有名な塔の写真を撮ることを忘れていました。残念)

ワット・プラ・シーサンペット

    

アユタヤ王宮内にあったもっとも重要な王室専用寺院。

アユタヤは、バンコクから北へおよそ76キロのチャオプラヤ川の中州にあります。14世紀にごろに400年栄えたアユタヤ王朝の首都でした。18世紀には、ビルマの侵略により衰退し、現在に至います。現在のアユタヤは、その当時を伝える壮大な遺跡群を公園として整備し、1991年にはユネスコ世界遺産に登録され、タイの有名な観光地となっています。

この遺跡には、低温で焼成された吸水率の多いがさついたレンガが使用されており、長い年月の末に風化している部分もありますが、ある程度補修され後世に残そうと努力されている遺跡であります。大きな木の根の中に埋もれる仏の頭の姿が有名な遺跡です。

※レンガの上で犬が昼寝をしていますが、そのレンガは最近のレンガです。